子どもの成長はあっという間、そして遊具とのつながりは濃くて短い
こんばんは、くじら企画です
今日は砂場について語ります

砂場がマイ・ワールド!
くじらっきぃ(執筆者通称)は子どものころ、砂場に住んでいました
まだまだインターネットもない昭和の時代ですので、たいてい外で遊んでいたわけですが
ちょうど家の向かいが公園でしたので、そこの砂場に生息することを日課として子ども時代を過ごしました
最近久しぶりにその場所を訪れる機会がありましたが
「・・・風呂桶?」と思えるほどの小ささに愕然としました
しかし子どもの頃はそこが宇宙であり、広場であり、道路であり、山であり、海でありました(実際、海も30秒で飛び込める近さだったのでよ~~く遊びましたね)
子供時代特有の解像度のいい目で、砂粒にまみれた貝殻を集めて縁に並べたり、真ん中に車を作って運転席に座り、他の友だちは枝を持って流れる並木道を演出(結構高度な遊びだ! 段々と背を小さくしてって遠近法もバッチリでした)・・・
いや~思い返してみたらほんとに猿のような子ども時代でしたが
そこで得た言葉にならない野生の感覚は、いまでも、ガーデンをデザインする時、敷地の平面図を見る時、などに
ひょっこりはん、と顔を出して、ナイスなアイディアを閃かせたりします^^
さて、「砂場」です。
最近は室内で清潔に遊べる「きれいな砂(キネティックサンド)」という商品もありますが(キレイな砂、とか土、とかに意味わからん!となるのはくじらっきぃだけでしょうか・・・)、
ある程度広くて(子どもにとって)、そこら中に砂を撒き散らしても大丈夫な砂場が庭の一角にあるのは
案外、夢のような事なのではないかとおもいます
くじらっきぃには高校生と小学高学年の子どもがいます
彼らが小さい頃、子育て(親育ち?)に夢中で
遊具を造ってあげたり、砂場を設けることは全く思いつきもしませんでしたが
今思うと、特定の年齢において
子どもと砂(や土)って特別な蜜月関係にある時期があるようにおもいます
そして
子供の成長はあっという間、そして遊具とのつながりは濃くて短い
今思うと、砂場に潜りたい!と思う時期にピンポイントで適度なチャンスを与えてあげられたらな~と
若干後悔の念もありますね。。。
くじら企画では基本的な考えとして
✓無駄なゴミを出したくない
✓材料は再利用が基本
✓長く使えるものを提供したい(ゴミが少なくなるから・・・で最初に戻ります♻)
✓新品時がベストではなく、経年でしか出せない「味」を楽しめるものを良しとする
と考えています
昨今やっとSDGsが浸透してきましたが、それもこれも、よほど地球がピンチにあることを、多くの人が自覚するしかない状況になってきているということの裏返しでもあります
日々、自然と向き合う仕事をしていると
気候の変動(地球が変化していること)をリアルに感じることがあります
それは主に植物や虫たちが教えてくれます
というのは、
植物や野生の虫や動物はだいたい6ケ月のことが予見できると言われているからです
木々が毎年、何気に花をつける時期や量も
その年の冬がどんなか(厳冬か暖冬か)、夏がどうか(冷夏か酷暑か)ということを、その逆の時期にもう知っていて
そのことを元に作付け(どれくらい花をつけるか、実をならすか)を決めているそうなんですね!
くじらっきぃは これを とある方から聞いた時
「ぞわっと」しました
え!そうなん!すごい!
ではなくて
・・・あ~やっぱりそうだよね(納得)
と思ったからです
植物だけではなく虫たちもこのセンスを持ち合わせています
雌カマキリは、秋になったら自分が「ここぞ!」と決めた場所に
卵をくくりつける仕事で大忙しですが
その場所や高さ(⇠これが大事)は、来るべき冬の雪の量を予測して毎年違っている
そしてそれはほとんどハズレがない
ということです
みなさんも、今度機会があったらカマキリの卵の高さを見てみてください

芸術品
高~いところにくっついてれば
その年の冬は寒いでしょう
寒くて雪が降っても卵が埋もれないようにカマキリ母たちは知っているのです
かと言ってあまり高すぎると天敵に見つかるリスクが高まるので・・・
絶妙な野生の勘を元に
オンナ一世一代の賭けが、まさに11月の今、なされているわけです
(くじらっきぃは、カマキリがとても好きです。尊敬しています
カマキリLOVEについてはまた別の記事でお伝えしたいとおもいます)
自分の下半身がお腹ごと裂けながら
それでも必死に命を賭けて卵の殻を紡ぐお母さんカマキリの愛に
くじらっきぃは毎年、心を打たれます
畏敬の念を感じます
時々、力尽きて地面に落ちている
ほぼ上半身のみのカマキリ母をこの時期になると見かけますが・・・・
一瞬のきらめきの生涯を
稲妻のようにかけぬけて
次に命をつなぐ小さな尊師の姿に手を合わせつつ
自分もかくありなん、とおもいます(いやこれマジです)
だって、子どもたちが卵からかえる頃には自分はいない
お父さんだってとうに自分が食べてしまったからいない(産卵のための最後の力を、伴侶を喰って蓄えるんですね)
・・・
ああ、自然のドラマよ・・・
砂場の話にもどります(脱線)
くじら企画は、短期間使ったあとも、材料を有効に活用して再利用→別の目的のために使うという手法を好みます
✓コストが安い
✓無駄がない
ですものね!
ですので、砂場に夢中の蜜月時代(2-3年といったところでしょうか)が過ぎて、ご兄弟の誰も興味を持たなくなった頃
その砂場枠を今度は
ママの花壇にそのまま使う
というのはどうでしょうか!
エコロジカル・フラワーベッド
さっと気軽につくれて
いつでもリフォーム&撤去できる
お手軽砂場・・・からの!花壇の作り方
「砂ぎめ工法」でつくれば
基礎をコンクリでガチガチに固めないので
気軽に設置、不要になったらリフォームや撤去がカンタン!
レンガや枕木にもコンクリートが付着してない
(そもそも使わない)ので
材料も再利用が可能です!

トントントン・・・と
トンカチで水平だけ取って
疑似枕木(コンクリ素材だけど見た目は枕木)を
設置して完成!(でも特別な技術があるのでズレません)

アクセントに
コロコロのベトナムレンガ

こうやれば
一時期は砂場→その後は家庭菜園や花壇などに使い回せる便利なコーナーが
とってもリーズナブルにできますよ!
戸外で子どもさんを思いっきり砂遊びさせてあげてください!
※ちなみにこの場所は施主様が家庭菜園として使いたいという要望がありましたので、母屋のキッチン勝手口から最寄りの場所に作りました
当社では「砂ぎめ」工法を好んで多用します
コンクリではなくサラサラとした砂で周りをつき固めることにより、「用途には耐えるけど柔軟」に資材を固定して
数年経って不要になったら中の砂を土に入れ替えるだけで花壇に大変身!
二回目の工事は土代だけ!
ということが可能です
大事なことは
「のちのち花壇になっても使い勝手の良い場所に」砂場をつくること
です
使い勝手で大事なのはこの場合
✓花壇に水やりがカンタンか?=水道は近くにあるか?
✓日当たりは良いか?
✓ついでに家庭訪問でママが先生に鼻高々な場所か?(小さい子どもさんが成長してきて次なるプロセスは小学校時代ですから、これ、大事!)
→多分玄関の近くになるので、通行の妨げや、暗くて引っかかることはないか?(ライトの有無、動線のよさ)
などが考えられます(他にも立地や建物の向きによって、見るところは変わってきます)
さらにさらについでに言うと、
ガーデニングに必要なスコップやちょっとした用品を収納する場所も近くにあると
花壇の状態を無理なく保つことができるようになります
すべては仕組みと計画
です
そう、くじらっきぃはよく「すごいきっちりしてますね!」と
初対面の方に言われることがありますが
いやいや(遠い目をする)。
逆に究極の面倒くさがりです
だからこそ、最低限の労力で最高の撮れ高を期待できる仕組みづくりにその生涯を捧げてきましたw
よく
準備九割
といいますが
楽をするための努力を惜しまない!
コレに尽きます
事前に計画する、という、一見面倒くさいことをしないといけませんが、長い目でみると実は・・・
一番安くて
一番ラク
ということに長い人生かけて(笑)
気が付きました(もちろん、いっぱい失敗もしました)
例えば
前の日に学校の用意をするという、ちょっとした頑張りで
翌日に忘れ物をして先生に叱られたり、クラスメートに迷惑かけたり、はたまた取りに帰ったり、反省文書いたり・・・
などの(しなくてもいい)面倒を避けることができるんです
そして、ここで大事なのは
先をみこす視点、だとおもいます
”この先、時間がたつをどういったニーズがでてくるのか?逆に何が必要なくなるのか?”てことを。自分事として。
・・・でも、考えるのが面倒ですよね(よ~くわかります!笑)
なので、ここで専門家の出番(コホン)・・・
くじら企画は随時、お庭に関する細かいご相談にも無料でご対応していますので
どんな小さなことでもご質問ください!
10年後、20年後の家&庭の姿と、それにまつわるリフォームを日々の仕事としておりますので
先を見越すのがとても得意です^^
「え~!20年後ですかぁ?考えたこと無いなあ~」
と新婚のご夫婦は言います(まあ、普通そうですよね^^)
でも、今の新築にこの先何年住むご予定ですか?
やはり、20~30年は生活の拠点を今のお住まいにされて
そのなかで家族の歴史も作られてゆきます
そのプライスレスな時間を
最低限の予算で、最大限に楽しみ尽くすノウハウを
くじら企画は過去20年も蓄積しています
そして、あなたとシェアできることを楽しみにしております
いつでもご質問をお待ちしています!
では、また!

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